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ラストワンマイルって何?

近年運送業界でよく聞かれるラストワンマイルとは、いったい何のことでしょう?ここでは、ラストワンマイルの意味やラストワンマイル協同組合が行っているサービスについて詳しく解説します。

「ラストワンマイル」ってどういう意味?

ラストワンマイルとは、もともと通信業界で使われていた言葉です。

インターネットの普及当初、回線をユーザー宅の近くまで持ってくることはできても、最終的にユーザー宅へとつなげる最後のひと手間が業者にとっては大変な作業でした。この大変な最後のひと手間を指して、インターネット業界では、ラストワンマイルという言葉が生まれたようです。

ラストワンマイルという言葉を理解しやすくするために、各家庭に通じる電線の例が用いられることがあります。

各家庭で電気を利用するためには、最寄りの電柱から専用の回線を引かなければなりません。電力会社にとって、やや手間のかかる作業となります。

かりにこの専用回線が10mとし、日本全国6000万件の住宅に専用回線を引くことになると、合計で60万kmもの専用回線の敷設が必要です。住宅以外への専用回線の敷設も考えれば、たとえ1件につきわずか10mの作業だったとしても、電力会社にとっては大きな負担となることでしょう。

末端ユーザーに届けるための最後の手間のことを、ラストワンマイルと言います。

物流業界における「ラストワンマイル」とは?

近年、物流業界においてもラストワンマイルという言葉を耳にすることが多くなってきました。もともと通信業界で使われていたラストワンマイルという言葉。物流業界におけるラストワンマイルとは、いったいどのような意味なのでしょうか?

本来のラストワンマイルの定義に照らせば、物流業界におけるラストワンマイルとは「最終的に荷物を受け取るお客さんの元へ荷物を届ける工程」となるでしょう。

この工程における手間については、物流業界ではさまざまな対策を行っています。たとえば、配送担当の営業所のドライバーが、毎日同じエリアに配送をする方式は、ラストワンマイルの効率化の一環と言えるでしょう。あるいは、配送の手間を受取人に委ねる「営業所止置きサービス」や、郵便局における「局留めサービス」なども、ラストワンマイル効率化の一つと考えることができます。

近年では、これらラストワンマイルへの取り組みを拡大的に解釈し、配送業務全体の効率化を目指す動きを指して「ラストワンマイルの効率化」と呼んでいるようです。

「ラストワンマイル協同組合」とは?

物流業界においてラストワンマイルという言葉が話題になったのは、2018年4月に立ち上げられた「ラストワンマイル協同組合」がきっかけでした。

ラストワンマイル協同組合とは

ラストワン協同組合とは、首都圏の1都3県の運送会社23社が協力して立ち上げられた組合。ネット通販の拡大を背景にしたドライバー不足や、ドライバーの過労問題、ドライバー不足を理由とした業界全体の賃金引き上げなどの解決を目指し、2018年4月に立ち上げられました。

サービスの仕組みを簡単に言えば、ユーザーたる荷主と運送業者とが協力して配送業務の負担を軽減させる代わりに、荷主に対して配送料を割引するというもの。この仕組みを統括して引き受けているのが、ラストワンマイル協同組合となります。

サービスを立ち上げた2018年時点では、1都3県で1日あたり3万個までの配送に対応。組合では、2019年に5万個、2020年に15万個と、その対応力を急速に伸ばしていきたいと話しています。

ラストワンマイル協同組合が提案しているサービスの仕組み

荷物の配送プロセスを大きく分けると、次の6段階があります。

  1. 受付
  2. 集荷
  3. 仕分け
  4. 横持ち(運搬)
  5. 仕分け
  6. 配送

従来、運送会社では一社のワンストップ制でこれらすべての段階に対応していましたが、ラストワンマイル協同組合では、参加企業と荷主の協力により、このプロセスの効率化を目指しています。

具体的には、都道府県別に仕分けをした荷物を荷主が一次仕分けセンターに持ち込む「プランA」、運送会社別に仕分けをした荷物を荷主が一次仕分けセンターに持ち込む「プランB」、営業所別に仕分けした荷物を荷主が二次仕分けセンターに持ち込む「プランC」、営業所別に仕分けした荷物を荷主が各社営業所に持ち込む「プランD」の4種類があります。いずれかのプランに該当し、かつ荷物の個数などの条件を満たせば、荷主が負担する運送料は割引となります。

加えてラストワンマイル協同組合では、付加サービスの内容を絞り込むことによって、さらなる低運賃化を図っています。2019年4月現在、同組合が行っている付加サービスは以下の通りです。

  • 時間帯サービス(8~14 時、12~18 時、18~20 時)
  • 指定日配達
  • 日曜・祝日配達
  • 荷物追跡情報サービス
  • 代引きサービス
  • 置配サービス
  • 回収サービス

梱包材不要の宅配サービスもスタート

ドライバーの負担軽減とユーザーの運賃割引をさらに加速化させるため、ラストワンマイル協同組合は、2019年7月22日、段ボールでの梱包をしていない荷物の配送サービスをスタートすると発表しました。具体的には、折り畳みコンテナを使用して荷物を運んで荷受人に直接手渡す、というサービスです。

配送の手間やコスト削減、配送料の割引に資するだけではなく、かねてから運送業者に寄せられていた「開封した後の段ボールの始末が面倒」という荷受人のお悩みも解消。じつに単純な工夫でありながら、配送業者、ドライバー、荷主、荷受人、すべてがハッピーになれる素晴らしいサービスです。

ラストワン協同組合を利用した場合の料金システム

ユーザーにとって、ラストワンマイル協同組合を利用することのメリットは、多少の手間はかかるものの料金が割引になる、ということ。めったに荷物を送らない個人宅であれば、配送料が大きな問題になることはないかも知れませんが、毎日多くの荷物を送る必要がある会社にとっては、配送料の割引はとてもありがたいシステムです。

「個人宅向け配送」と「企業向け配送」の具体的な配送料を見てみましょう。

個人向け配送の料金システム(一部抜粋/単位:円)

重量帯 2kg
60サイズ
20kg
140サイズ
25kg
190サイズ
25kg
400サイズ
プランA 517 1,034 2,345 9,149
プランB 431 862 2,032 8,075
プランC 345 689 1,720 7,002

企業向け配送の料金システム(一部抜粋/単位:円)

重量帯 2kg
60サイズ
20kg
140サイズ
25kg
190サイズ
25kg
400サイズ
プランA 508 1,016 1,975 7,508
プランB 399 798 1,711 6,683
プランC 290 580 1,086 5,654
※各プランの割引条件
  • プランA:集荷サービス・出荷個数 ~1,000個
  • プランB:集荷サービス・出荷個数 1,001個~
  • プランC:配送センター36か所別に仕分け、6デポ持込

※ほか、荷主が各運送会社の営業所に仕分けして持ち込む「プランD」があります。

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