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再配達問題って何?

通信販売(EC)の拡大にともない宅配量が激増

近年の通信販売の伸びとともに宅配便の取扱個数は急伸しており、直近5年では取扱個数が約5億個も増加しています。2006年が約29.4億個だったのが、2016年度の取り扱いはなんと約40.2億個!(※注1)

国土交通省で行った調査では、食料品や日用雑貨を買うときにECサイトでショッピングを利用する機会が増えているとのこと。ネットはもはや特別な商品を買う場ではなくなりました。日用品の買い物は一部ECサイトが代用しており、ますます委託ドライバーの需要が高まることが考えられます。

一方で、全体の取扱個数のうち約2割が再配達になっているそうです。

再配達になるのは約2割

2014年12月に行ったサンプル調査によると、宅配便の個数のうち約2割が再配達だったとか。

402億個の約2割なので、簡単に計算しても8億個の商品が再配達の対象に!

しかもその2割は「配達されることを知らなかった」という理由でした。本人が時間指定をせずに頼んで不在だったということもありますが、誰かから連絡なしで送られた荷物を受け取れないというケースが多いようです。

再配達の負担はドライバーにかかってしまう

ほとんどの企業は再配達料が無料なので、そのしわよせは委託ドライバーが担っているのが現状。しかし国土交通省は、再配達による過酷な労働環境の軽減やCO2の削減のため、問題解決に乗り出しています。(※注1)

「COOL CHOICE できるだけ1回で受け取りませんかキャンペーン」とは?

国土交通省では、環境省の「COOL CHOICEできるだけ1回で受け取りませんかキャンペーン~みんなで宅配便再配達防止に取り組むプロジェクト~」に、経済産業省と連携して取り組んでいます。

このキャンペーンでは、送料無料でも実際にはコストが発生していること、1回で受け取らないとそのコストは更に増えていくことを分かりやすく伝える活動を実施。実際の行動へつなげていく運動を行なっており、多くの企業が賛同団体として参加しています。

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※国土交通省「宅配便等取扱個数の調査及び集計方法」をもとに算出
※調査日時2017年7月

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