アマゾンフレックス(amazonflex)
画像引用元:アマゾンフレックス公式HP
(https://amazonflex.co.jp/recruiting/)
アマゾンフレックスとは、大手通販サイトのアマゾンの荷物を宅配する働き方のこと。
⿊ナンバーの軽貨物⾞を持っている個⼈事業主がアマゾンと直接業務委託契約を結び、荷物を配送するお仕事です。
以前はヤマト運輸を中心に配送を行なっていました。しかし、ヤマト運輸の働き方などが問題となり、同社はアマゾンからの依頼を縮小。それに伴い、すでにアメリカで行なわれていたアマゾンフレックスのシステムが日本にも導入されました。
アマゾンフレックスの仕事内容
仕事は一般の軽貨物配送業務と変わりません。配送センターで荷物を預かり、ブロック内のお客さんへ荷物を届ける仕事です。
一般の軽貨物配送と大きな違いは、自分で仕事量や時間帯など自分が希望するの仕事(ブロック)を選ぶことができる点。今月は入用だからたくさん稼ぎたい、今月は仕事を抑えてプライベートを充実させたいなど、ご自身の都合に合わせて仕事ができるという点。
アマゾンフレックスの報酬例
エリアにもよりますが、アマゾンフレックスに登録をしてフルタイムで働いた場合、月商は44万円前後を見込むことができます。各エリアの報酬例は以下の通りです。
関東エリア
- 1日2ブロック(1ブロック5時間程度の仕事量)×22日稼働の場合
2万370円×22日=44万8,140円(税込) - 1日2ブロック(1ブロック4時間程度の仕事量)×22日稼働の場合
1万6,296円×22日=35万8,512円(税込) - 1日1ブロック(4時間程度の仕事量)×22日稼働の場合
8,148円×22日=17万9,256円(税込)
関西エリア
- 1日2ブロック(1ブロック5時間程度の仕事量)×22日稼働の場合
2万円×22日=44万円(税込) - 1日2ブロック(1ブロック4時間程度の仕事量)×22日稼働の場合
1万6,000円×22日=35万2,000円(税込) - 1日1ブロック(4時間程度の仕事量)×22日稼働の場合
8,000円×22日=17万6,000円(税込)
といったように若干ではありますが、関東エリアの方が多く稼ぐことが可能です。
上記報酬はあくまでもシミュレーションであり、給与を保証するものではありません。あらかじめご理解の上登録をお願いします。
実際に働いている人の口コミ
「安定した報酬が得られる」
収入が前職の時より良くなったので、趣味の音楽ライブに行くお金をかけられるようになりましたし、自分の普段の生活基準がちょっと上がったのかなと思います。
引用元:アマゾンフレックス公式(https://flex.amazon.co.jp/why-flex)
「余裕を持って仕事ができます」
以前は宅配業の会社で1日140から150個は持たされていたので、ちょっと体が持たないなと思っていましたが、Amazon Flexは無理のない個数で心に余裕をもって仕事ができるので、続けられる仕事だと思います。
引用元:アマゾンフレックス公式(https://flex.amazon.co.jp/why-flex)
「子どもの時間に合わせて仕事ができる」
専業主婦なので融通が利く仕事を探していました。
配達の仕事が初めてで、時間の調整にも不安がありましたが、子どもの予定に合わせて仕事ができ、報酬も良いので生活が安定しました。
引用元:アマゾンフレックス公式(https://flex.amazon.co.jp/why-flex)
「スマホと車さえあれば仕事ができる」
未経験なので不安も大きかったですが、アプリ一つで仕事が調整できますし、自分の都度腕仕事ができるので、仕事以外に趣味の時間も取ることができるようになりました。
引用元:アマゾンフレックス公式(https://flex.amazon.co.jp/why-flex)
アマゾンフレックスの1日の仕事の流れ
アマゾンフレックスの公式HP、および実際に働いたことがある方の声などを基に、アマゾンフレックスの働き方をイメージしてみました。今回はフルで働いた場合の流れを説明します。
事前に必要なこと
アマゾンフレックスアプリを開き、配達ブロックを予約する。
9:00:出社
配送センターに出社して、担当分の荷物を積み込みます。
9:30~:配送開始
担当しているブロック内のお客さん宅へ、荷物を配送します。10時間で60個前後の配送が目安のようです。
休憩時間はご自身のとりたいタイミングで取ることができます。
19:30:配送業務終了
荷物が残っている場合は、時間内に配送センターへ戻る必要があります。すべての荷物の配送が完了している場合はそのまま帰宅して問題ありません。
アマゾンフレックスへの登録方法
アマゾンフレックスへの登録は比較的簡単。「Amazon Flex」のアプリをダウンロードして、必要書類をアップロードをするだけです。
アマゾンフレックスを始めるために必要なこと・もの
アマゾンフレックスを始めるためには4つのものが必要です。
20歳以上である
1つ目は、20歳以上であること。仕事として始めることになるため、責任問題の観点からも20歳以上である必要があるようですね。
スマートフォンを持っている
2つ目は、アマゾンフレックスのアプリが使えるスマートフォンを持っていること。これは、登録やお仕事をする際に必須です。スマートフォンが常時使えるようになっていれば問題ありません。
本人名義の事業用黒ナンバー軽貨物自動車
3つ目は、貨物軽自動車運送事業の届け出が完了している軽貨物車を持っていること。貨物軽自動車運送事業の届け出というのはいわゆる黒ナンバーと呼ばれるナンバープレートを持っていることです。簡単に言うと、事業として軽貨物車で運送を行いますという登録を行うことを指します。
リースまたはレンタルした車両でも登録が可能なので、車を購入を考えていない方でも大丈夫です。
任意保険(対物1億円以上、対人無制限)に加入している
上記車両に対して自賠責保険および任意保険(対物1億円以上、対人無制限)に加入している必要があります。
バックグラウンドチェックの合格
税金、口座入力、説明動画視聴までアプリによる手続きが終了したら、バックグラウンドチェックが始まります。これは、アマゾンの顧客とデリバリーパートナーで安全な関係を作り上げるために行われています。
通常1~3営業日で結果が出るようですが、場合によっては2、3週間かかることもあるようです。
アマゾンフレックスに実際に登録してみた
では実際の登録はどのような流れになるのでしょうか?アプリをダウンロードして登録してみました。画像付きで紹介していきます!
1.ダウンロード
まずはAppStoreでアマゾンフレックスと入力してダウンロード。
アプリを開くとアマゾンのアカウントでサインインするかアカウントを作成するか聞かれます。アカウントをすでに持っている人は「AMAZONアカウントでサインイン」をクリック、持っていない方はアカウントを作成をクリック。
今回はアカウント作成からスタートしてみました。
2.アカウントの作成
アカウントの作成画面が現れるので、名前とメールアドレスとパスワードを入力。「Amazon新規登録」ボタンをクリック。
3.メールアドレスの確認
前の画面で入力したメールアドレスに認証コードが送信されたという通知画面になるので、メールを確認し、そこに書かれたコードを入力、アカウントの作成ボタンをクリック。
4.希望配達エリアの選択
アカウントが作成されると、希望配達エリアの選択画面が現れます。自身が働きたいエリアを選択してください。東京在住なので「関東」を選択。
5.必要書類等の確認
アマゾンフレックスを始めるにあたって必要なものや書類の一覧が見られます。これらが揃っていないと登録ができないので、まずは揃えるところからスタートすると良いでしょう。
黒ナンバーの車の準備が必要なので、まったくの未経験の方は準備に時間がかかるかも。アマゾンフレックスでは軽バンのレンタル、リース、販売店も紹介しているので、こちらもチェックしてみてください。必要なものはすべて揃っているので「続行」ボタンを押して次の画面へ。
6.ユーザー情報の入力
ユーザー情報を入力します。自分の名前、住所、携帯番号を入力。
「はじめに」という画面が現れるので、各項目をクリックして、確認をしていく必要があります。上からチェックしていきましょう。
7.配送方法の選択
荷物を配送するにあたって、軽貨物か徒歩かを聞かれます。今回は軽貨物なので軽貨物を選択し、チェックボックスにチェックを入れて送信ボタンをクリック。
8.保険の確認
軽貨物の場合、仕事を始めるにあたって最低限入っておかなくてはならない保険要件の確認です。すべて加入している場合はチェックボックスにチェックを入れて、次へをクリック。
9.ドキュメントのアップロード
ここは必要な書類をスマホのカメラで撮影し、アップロードしていく項目です。
任意保険証、自賠責保険証、貨物軽自動車送業経営届出書、車検証、運転免許証が必要。各項目をクリックしてそれぞれの書類を項目ごとに撮影してきます。
10.税務情報の入力
自分の名前(法人の場合は法人名)の入力と住所の確認、居住国を選択します。
11.口座振込情報の入力
当座か普通を選択し、銀行コードや口座番号など必要な情報を入力していきます。
12.説明動画の鑑賞
全部で7つの動画を観る必要があります。1つあたりの動画は2分~5分程度でそんなに長くありません。合計で約30分ほどの動画です。仕事を始めるにあたっての確認事項や注意事項などを分かりやすく紹介しています。
13.身元調査
過去の犯罪歴と正式名称にチェックをいれます。正式名称というのがよくわからないのですが、犯罪歴がなければいいえをクリックして送信しましょう。
これで登録は終了です。アマゾンフレックスから返事がくるのを待ちましょう。すべて書類などが揃っていれば、動画の鑑賞時間を含めて1時間30分あれば登録ができるでしょう。
アマゾンフレックスに向いている人・向いていない人
向いている人
安定的な収入を得たい人
ご存知のとおり、大手通販会社の中では、アマゾンは圧倒的な受注数を誇ります。この傾向が今後も続くと想定すれば、長期的に安定した収入を見込むことができるでしょう。
車の運転が好きな人
運転が好きで1日中乗っていても楽しめる、苦痛じゃない人には向いています。業務も配達のみで代引き等の付帯業務が発生しないのも魅力。
配送先が置き配を希望する場合は、わざわざチャイムを鳴らす必要がなく、再配達のストレスも軽減でき、時短にもつながります。
向いていない人
体力に自信がない人
配送の仕事自体は他の貨物運送会社と同じです。体力勝負の仕事であることを承知して臨まなければなりません。ただし仕事量はあらかじめ選択可能ですので、自分の体力にみあった仕事を選びましょう。
マナーの悪い人
これはアマゾンフレックスに限らず、社会人として当然のこととして覚えておいてください。
スピード違反、荷物をぞんざいに扱う、挨拶ができないなど、普通に生活していれば普通にできることができない人は、どんな会社でも必要とされません。
逆に言えば、アマゾンフレックスは車の運転ができてマナーがあれば誰でもできる仕事です!
アマゾンフレックスのメリット・デメリット
メリット
すき間時間で自由に働くことができる
アマゾンフレックスの最大の魅力は働く時間帯と仕事量を選ぶことができるという仕組みです。本業のすき間などに副収入を得られる点は、アマゾンフレックスのメリットと言えるでしょう。
デメリット
月100万円以上稼ぎたいなどの夢を追うことができない
アマゾンフレックスは、あらかじめ決められた個数の荷物を時間内に配送することが仕事。よって、一般的な委託ドライバーとは異なり「たくさんの荷物を引き受けてたくさん稼ぐ」ということができません。月40万円ほどの安定した収入を望むことはできますが、それ以上の夢を追うことができない点は、アマゾンフレックスのデメリットと思われます。
アマゾンフレックスの対応エリア(※2022年3月1日更新!)
関東
- 東京都大田区
- 東京都江東区
- 東京都府中市
- 東京都町田市
- 神奈川県横浜市
- 神奈川県川崎市
- 埼玉県戸田市
- 千葉県船橋市
- 千葉県成田市
- 千葉県市原市
- 千葉県柏市
東北
- 宮城県仙台市
- 岩手県盛岡市
中部
- 愛知県名古屋市
- 愛知県岡崎市
- 愛知県東海市
- 愛知県小牧市
- 愛知県みよし市
- 愛知県半田市
- 静岡県浜松市
- 静岡県磐田市
- 静岡県焼津市
- 静岡県静岡市
- 静岡県清水区
- 静岡県富士市
関西
- 大阪府大阪市
- 大阪府枚方市
- 大阪府堺市
- 兵庫県尼崎市
中国四国
- 広島県広島市
九州
- 福岡県北九州市
事業拡大に伴い他の地域にも拡大することが想定されます。今後の展開を待ちましょう。
アマゾンは自社物流へ
アマゾンは日本に進出した当時はヤマト運輸などの大手運送外社に宅配を依頼し、その大手配送業者の質の高さを武器に当日配達などのサービスを成功させてきました。
しかしながら、2018年あたりを境に大手配送業者への依存度を引き下げ始め、デリバリープロバイダへの移行を進めてきました。現在ではそのデリバリープロバイダへの依存度も徐々に下げ始め、アマゾンフレックスのような自社での配送網の整備を始めています。
物流業界の見立てでは、アマゾンは今後も自社物流確立の方向へ歩を進める可能性が高いと考えられています。
ガッチリ
稼ぎたいなら
アマゾン
フレックス
- 理由
その1 - 自分が働きたい時間帯と仕事量を選ぶことができる
- 理由
その2 - 業務は配送のみ!
代引きなど付加業務はナシ
副業で小遣い
稼ぎしたいなら
タウン
サービス
タウンサービスの魅力は?
- 理由
その1 - 時間帯や曜日など働く時間を自分で選べる
- 理由
その2 - 企業間配送なので
再配達が一切なし!
地元で安定収入を
得たいなら
ヤマトスタッフ
サプライ
なぜ地方に強いのか?
- 理由
その1 - 全国の各地域に
営業所を完備
- 理由
その2 - 宅配便配達個数は
業界最大クラス
※【3選選定理由】
「アマゾンフレックス」
服装・勤務時間自由のスマホアプリで始める軽貨物委託配送
「タウンサービス」
企業間配送のみのルート配送で週2日制希望など業務内容の選択が可能
「ヤマトスタッフサプライ」
宅配便サービス国内シェア第1位
※国土交通省「宅配便等取扱個数の調査及び集計方法」をもとに算出
※調査日時2017年7月