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配送中はユニフォームを着る必要があるの?

ポロシャツを着た配達員の男性

ECサイトの発展により、各物流会社が、配送を委託するケースも増えています。委託ドライバーの場合、私服で配送する場合もあれば、ユニフォームを着て配送するケースもあります。

ユニフォームを着用することで、配送業者とひと目でわかり、受け取り手も安心して、荷物の受領が行えます。

委託ドライバーにはユニフォームを着用させない会社もある

タウンサービスでは、基本的にユニフォームの着用は義務付けられておらず、私服で配送を行っています。また、大手のヤマト運輸ではユニフォームの貸与、着用が必須でした。しかし、最近では下請け業者のみヤマト運輸のユニフォーム着用を廃止しています。

その背景には、ユニフォームの着方などに関し、委託ドライバーへのクレームが多い事が要因だとされています。社員と委託のドライバーをヤマト運輸のユニフォームで区別し、クレーム対応に役立てようとしているようです。ただ、エリアによって異なり、委託ドライバーにもユニフォーム貸与を行っている営業所もあり統一はされていないのが現状です。

ユニフォームを着ると一目で配送員だと分かる

配送ドライバーがユニフォームを着用する最大のメリットは、やはり一目で配送業者だとすぐ分かる点です。これには、セキュリティーの問題が大きく関係しています。

特に夜遅い時間の配送の場合、モニターでユニフォームを確認できます。すぐ配送員だと見分けられるので、安心感があります。防犯面でも、配送員のユニフォームの着用は役立っています。

委託契約時のユニフォーム詐欺には注意!

配送時のユニフォーム着用が求められる会社だと、委託ドライバーの契約時に、ユニフォームの貸与、支給費用が加算される場合もあります。仕事をする上での必要経費だから仕方ないと支払います。

しかし、数万円とユニフォームにしてはかなり高額で詐欺めいた契約もあるので注意が必要です。ユニフォームの状態と費用が見合っているか、返却時の措置なども予めきちんと聞いておくことが大事です。

ユニフォームなしの委託ドライバー

委託ドライバーにはユニフォームを支給せず、配送時の服装はドライバーの判断に委ねている業者もあります。ユニフォームがあった方が良いとの声もあれば、一方でユニフォームがない方が良いとの声もあるようです。そこで、ユニフォームがない場合のメリットやデメリット等についてまとめてみました。

ユニフォームなしの場合のメリット

すぐにでも働ける

ユニフォームが無い場合、着替える必要がありませんのですぐにでも働ける点がメリットです。ユニフォームが支給された場合、委託ドライバーとして働く際にはユニフォーム姿での配送が義務となります。仕事中はさほどデメリットに感じる部分は無いかもしれませんが、「着替える」という行為は少々面倒に感じる人もいるでしょう。

特に委託ドライバーは、自由な働き方がメリットの一つです。ドライバーとして働く前に何らかの用事を済ませたいと考えている場合、そのままの格好でも働けるのであれば、着替えの手間もかからないのでメリットだと考えて良いでしょう。

費用がかからない

ユニフォームが支給される場合、一般的に「衣装代」「ユニフォーム代」が発生します。初期費用に含まれているので、ユニフォーム無しの委託ドライバーの場合、ユニフォームありの委託ドライバーよりも初期費用を安く抑えることができる点もメリットです。

委託ドライバーとして働きたい理由は人それぞれかと思いますが、費用に関してシビアに考えている人も多いのではないでしょうか。できれば初期費用は限りなく0円に近い業者でと考えている場合、ユニフォームなしの業者の方が結果的に初期費用が抑えられるので、ニーズにぴったりの業者だと考えて良いでしょう。初期費用が抑えられることで、早い段階での収益化もできると考えられます。

動きやすい格好での仕事が可能

支給されるユニフォームは、働くドライバーのことを考えているとは言い難いものもあります。あくまでもシンボルとして周囲からの視線のみを考慮されているユニフォームの場合、動きにくかったり通気性が悪かったりなどのデメリットがあるかもしれません。

その点、ユニフォームなしであれば自分の好きな服装での配達が可能です。通気性の良いもの、フィット感のあるもの、体の動きをサポートしてくれるものなど、様々な服装が可能になります。結果的に仕事を楽にしてくれる服装を選ぶことも可能なので、例えば膝や腰に不安がある場合には負担軽減の服装も可能になるなどのメリットも得られるでしょう。

ただし、あまりにラフな格好は配達先にとってはあまり良い印象を与えないこともあるので、最低限の身なりは整えておきましょう。

ユニフォームが無い場合のデメリット

周囲へのアピール

ユニフォームが支給されないということは、服装を自分で考えることになります。そのため、周囲の人間にとっては本当にドライバーなのか一目で判断できません。ドライバー自身は真面目に仕事をこなしているとしても、周囲からすると「本当にドライバーなのか」「ドライバーを装っているけど怪しい人なのではないか」と思われてしまうこともあるでしょう。

場合によっては、不審者として通報されてしまう可能性もあります。ユニフォーム姿であれば、周囲もドライバーだとすぐに理解してくれるのでこのようなトラブルが発生する可能性は低いでしょう。

自分で選ぶ方が面倒という声も

ユニフォームが支給されない場合、服装は自らで考え無ければなりません。「自由だ」とメリットに捉えることもできれば、むしろ「自分で考える方が面倒」という人もいます。いくら自由とはいえ、ある程度は身なりを考慮しなければいけません。

そのため、それらのルールを踏まえると、むしろユニフォームを支給してもらった方が自分で決めるよりも簡単との声もあるほどです。結局「無難」とされる服装をと思ったら、新しく用意しなければならないので、ユニフォームを購入する業者と変わらないという声もあります。

汚れないよう気にしてしまう

支給されたユニフォームではなく、自分自身で用意した服装の場合、「汚したくない」という意識が働いてしまうでしょう。仕事中に気を使ってしまうとの声もあるほどです。支給されたユニフォームの場合、ある程度汚れてしまったとしても自分のものではないので割り切れるものの、自分の用意した服装であればやはり汚れるのを避けたいと思うでしょう。

一方、ユニフォームが支給されるとはいえ、いずれ返さなければならないので気を使うという声もあります。

私服では入れない施設も

割合にすると少ないのですが、私服のドライバーの侵入を許可していないセキュリティの高いタワーマンションもあります。ユニフォーム姿であれば、すぐにでも「ドライバー業者」だと理解してくれるので、エントランスでの応対の後は配達先まで進めるでしょう。

しかし、私服の場合は相手も警戒したり、あるいはコンシェルジュがいる場合には警戒されて門前払いされてしまう可能性さえあります。特に、昨今はセキュリティに力を入れるマンションが増えているので注意しましょう。

ユニフォームなしの場合、配送時の服装はどうする?

ユニフォームがない委託ドライバーの場合、配送時の服装に気を配る必要があります。

華美な服装は避けよう

配送会社の意向でユニフォームがなく、私服でOKとなってもお客様に接する職業である以上、華美な服装は避けましょう。奇抜なヘアスタイルや目立つアクセサリーは社会人として好ましくなく、お客様からの印象は良いとは言えません。

動きやすく清潔感があるものを

荷物の上げ下ろしや階段の上り下り、運転などの業務に差支えのない動きやすい服装が好ましいと言えます。夏はポロシャツにチノパン、冬は作業着のジャケットを羽織り、キャップにスニーカーのスタイルが一般的です。また、毎日着替えて清潔に保ち、体のサイズに合った服を着るようにしましょう。

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