委託ドライバー年収シミュレーション
「月収○○万円以上!」と高収入を謳う求人広告が多い委託ドライバー。でも、本当にそんなに稼げるの?と疑問に思う方も多いはず。
こちらでは、委託ドライバーがどれくらい稼げるのかをまとめました。また、必要な経費も分かりやすく解説。年収をシミュレーションする際の参考にしてくださいね。
ページの最後には効率的にガッチリ稼ぎたい方向けのおすすめ企業も紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください!
委託ドライバーの年商は?
まずは年収を知る前に年商について知らなくてはなりません。年収と年商をよく勘違いしている方がいるので説明します。年商とは単純な売上のことを指します。つまり自分がどれだけ稼いだかということ。
仮に配送単価が150円の商品を1日100個配送した場合の1日の売上は1万5千円。それを25日稼働したとすると月の売上は37万5千円。
さらに12ヶ月働いた場合は、37万5千円×12=450万円。
つまり450万円が単純な売上となるのです。そしてここから経費を引いた額が年収となります。
報酬体系のチェックも大切
また、配送単価以外の報酬体系があるのも知っておきたいポイント。「週5日出勤で1日75~90個の配送を行なった場合、月に43万円が業務委託料金として支払われる」といった契約もあります。配送単価での売上計上よりも、過剰労働のリスクが低く、安定した働き方ができる報酬体系だと言えるでしょう
年商を考える際には「どのような報酬体系での契約なのか」「その契約だと、実際にはどんな働き方になるのか」を含めてシミュレートしておくのが大切です。
【今夜10時】
— NHK「クローズアップ現代+」公式 (@nhk_kurogen) 2018年12月4日
「25日出勤で、約95万円です」(宅配ドライバー)
“ドライバー争奪戦”が激化するなか、ある中堅物流会社では個人事業主として、次々と人材を確保。
出来高払いで、高収入を目指せるのが魅力。
一方、事故などで収入が絶たれる不安も。#クロ現プラスhttps://t.co/QTUCkHq1Xi
引用元:NHK「クローズアップ現代+」公式Twitter
2018年12月4日(火)にNHK「クローズアップ現代+」で、委託ドライバーの特集が放送されました。
毎月の経費はどれくらいかかる?
高収入な委託ドライバーに惹かれている方に注意してほしいのが「売り上げから経費が引かれること」です。具体的にどのような経費が必要になるのか解説するので、早速チェックしていきましょう!
車両に関する経費
委託ドライバーの代表的な経費は「ガソリン代(燃料費)」です。走行距離によって金額は異なりますが、1カ月でおよそ2~3万円ほど。年間では24~36万円のガソリン代がかかります。
委託ドライバーの主な年間経費は以下のリストを確認してください。
- ガソリン代:30万円(1カ月2.5万円の場合)
- 自動車保険:24万円(車両保険付帯)
- 車検:8~9万円(2年に1度)
年間経費の合計は54万円、車検がある年には62万円にも及ぶのです。
意外とかかる車両メンテナンス費用
上記に挙げた経費のほかに、必要に応じて車両のメンテナンス費用がかかります。具体的にはエンジンの不具合やエアコンの修理、エンジンオイル・タイヤ・バッテリーの交換など。
企業のなかには、お得な月額料金で自動車整備(法定点検や車検、必要なメンテナンスなど)を行なう「メンテナンスパック」を提供しているところもあります。
お金を稼ぎたいなら、余計な出費を抑えるためのサポートにも着目しましょう!
その他の経費
保険料や駐車場代は全額自己負担
委託ドライバーは社員ではなく、個人事業主に分類されます。一般的な会社員は保険料の半額を会社が負担してくれますが、委託ドライバーの場合はすべて自己負担。給料から天引きされないので、自分で振り込み・支払いをしなくてはなりません。
保険料は居住地域や月収によって異なります。詳しくは各市区町村の担当窓口で確認するか、国民健康保険の公式サイトで保険料をシミュレーションしてみてくださいね。
合計するといくらぐらい?
経費の合計はその人の働き方や車の燃費などによって変わってくるので一概にはいえませんが、だいたい毎月10万円を見ておくとよいでしょう。
つまり年間120万円は経費として発生するということです。
委託ドライバーの手取りはいくら?
では実際いくら収入として得ることができるのかシミュレーションしていきます。上記の金額をもとに計算しましょう。
- 配送単価:150円/個
※平均的な配送単価です - 配送量:100個/1日
- 月の稼働日:25日
- 年間経費:120万円
150×100×25×12-1,200,000=3,300,000(円)
あれ、なんか少なくない?と思った方がいるかも知れませんが、これはあくまでもシミュレーションということをお忘れのないように。
例えば配送単価が高いところだと180円~200円のところもありますし、配送量を150個~200個近く配達する人もいます。経費に関してはそれほど誤差がでないので、配送単価の高いところでたくさん働けば、ガンガン稼ぐことができるのです。
また、配送単価による計算ではなく、「月間で20日、1コースの配送を続ければ43万円の業務委託料が支払われる」といった契約をする企業もあります。この契約の場合には過剰労働が防げて、一定水準以上の報酬が安定的にもらえる点がメリットです。月間や年間といった中長期的視点での収益を考えると、単純な配送個数での報酬よりもこちらの契約の方が稼げる場合もあるでしょう。
自分のペースで効率的に稼ぐための企業選びのポイント
狙い目は定額制の運送会社
委託ドライバーは配送完了した分だけの報酬を得るというのが基本です。そのため不在などで持ち帰った場合はその分の報酬を得られません。 いくら効率的に回ったとしても、持ち帰りが多ければ、希望の額を得られないという可能性があるということです。
しかし、委託ドライバーと業務委託契約している企業の中には、配送完了するしないに限らず、定額で報酬を得られるところがあります。
一定量の荷物を一定の時間配送に回れば、持ち帰りがあったとしても、当初決められた金額を得られるということです。 仕事を無駄にせず、効率的に報酬を得たいと考えた場合は、そのような企業を選ぶと良いでしょう。
効率的に稼げる企業とは?
アマゾンフレックス
画像引用元:アマゾンフレックス公式HP(https://amazonflex.co.jp/recruiting/)
委託ドライバーとしてしっかり報酬を得たい、だけどプライベートも充実させたいという方は、アマゾンフレックスをおすすめいたします。その魅力について紹介します。
働く時間帯や仕事量を事前に選べる
アマゾンフレックスは配送単価という形ではなく、オファーという形で、働く時間帯や仕事量(報酬)を事前にチェックできます。
今月はこれぐらい稼ぎたいからガッツリ入ろう、今週はプライベートを充実させたいから週3ぐらいに抑えようなど、自分ですべて決めることができるのがポイントです。
持ち帰りがあっても報酬は変わらない
その時間内に配送完了できなくても、すべて配送完了できなくても、得られる報酬は変わりません。その荷物を配達拠点へと持ち帰る必要はあります。
ただし、あまりにも持ち帰りが多い、持ち帰りが多い日が何日も続いた場合は契約解除の可能性があります。
配送完了したら直帰OK
決められた時間内に配送完了したらその時点で仕事は終了です。その場から直帰していいのもアマゾンフレックスの魅力の1つ。
例えば14時までのブロックであったとしても、午前中に配送が完了した場合は、それでその日の仕事は終了で、追加で配送を依頼されることがありません。
つまり配送完了が早くなればなるほど、労働量に対して単価が上がるということです。
月額報酬は最高で約44万円!
働くエリアによっては毎月最高で44万円ほどの報酬を得ることができます。繁忙期はオファーが増えるのでさらに報酬を得られる可能性があるのも嬉しいところ。
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代引きなど付加業務はナシ
副業で小遣い
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タウンサービスの魅力は?
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その1 - 時間帯や曜日など働く時間を自分で選べる
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営業所を完備
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その2 - 宅配便配達個数は
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※【3選選定理由】
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服装・勤務時間自由のスマホアプリで始める軽貨物委託配送
「タウンサービス」
企業間配送のみのルート配送で週2日制希望など業務内容の選択が可能
「ヤマトスタッフサプライ」
宅配便サービス国内シェア第1位
※国土交通省「宅配便等取扱個数の調査及び集計方法」をもとに算出
※調査日時2017年7月